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AUVSI 2015:大成功の理由


投稿者:Chip Downing, 2015/6/3

Association for Unmanned Vehicle Systems International(AUVSI)2015は、ここ数年の間に訪れたトレードショーで最も興味深いものの1つでした。私が素晴らしいAUVSIの基準としているのが2009年8月にワシントンD.C.で開催されたイベントです。ワシントンコンベンションセンターは米軍と諜報機関のコミュニティ向けの無人システムが多数出品されており、トレードショーが開催されていたフロアはまさに参加者であふれかえっていました。ベンダーブースの大半は予想をはるかに超える来訪者に嬉しい悲鳴を上げていました。そこで最も注目を浴びたのは、中東での作戦用に提供された最新の装備でした。

2009年後半には住宅バブルがはじけ、ウォールストリートが崩壊し、世界全体が景気後退に突入しました。その後、議会では不毛な論争が繰り広げられ、その結果、米軍予算の大幅な削減と抑制が行われました。AUVSIはその後も数年間何とか継続して開催されましたが、2009年のワシントンD.C.でのイベントでの活況やベンダー/参加者の数まで盛り返すことはありませんでした。

そして2014年には意外にも、FAA(米連邦航空局)がこの分野に関与するようになりました。活動範囲拡大のために議会からごくわずかの予算を獲得したFAAは、National Airspace System(NAS)と呼ばれる管制空域での商用アプリケーションにおける小型の無人飛行システム(sUAS)の使用に関する新たなガイダンスを発表し始めたのです。この種の規制は保守的な内容ではありましたが、管制空域での商用飛行向けUAVシステム、またはそのコンポーネントを提供しているベンダーにとって、無人システム業界に新たな希望の光を与えてくれるものでした。

このような明るい兆しが全体に広がったのがAUVSIとDroneComm 2015でした。大型の軍事機器がずらっと並ぶ時代は終わり、Northrop Grumman、Sikorsky、Insituなどの大手軍事企業は引き続き参加していましたが、sUASプラットフォームまたはそのコンポーネントを主に提供している、膨大な数の無人システムサプライヤが新たに参加していました。これほど大きなサプライヤコミュニティが一つになり、業界全体に大きな波がわき起こっているのを体感できて、とてもワクワクしました。

今年のAUVSI 2015では、5月6日にDroneCommm 2015も開催されました。これは次世代IPネットワーク、ドローン、IoTシステムの連携に特化した新しいカンファレンスで、サービスプロバイダ、エンタープライズ、そして無人システムに関連している企業に対して、この種の通信技術がもたらすビジネスチャンス拡大やマネタイゼーションの方法を提案しました。DroneComm 2015はドローンベースのIoTデータ検知、収集、通信システムの基礎になっている技術について議論する終日イベントでした。このイベントではドローン(およびバルーン)の初期使用事例を通信の観点から検討しました。National Airspace System(NAS)での無人航空機に関連する規制やセキュリティ上の懸念についても有益な意見交換が行われました。

ウインドリバーのブースでは、Simicsシステムシミュレーションツールと、完全なコックピット航空電子機器スタックのデモ用に2つのデモステーションを設置していました。Simicsのデモでは演算量の多い環境向けの次世代プロセッサ、Intel Broadwell DEモデルを展示していました。これはUAVミッションやアプリケーションコンピュータでのレーダーやその他の画像処理システムには最適な製品です。

ウインドリバーでは、Future Airborne Capabilities Environment(FACE™)技術仕様アーキテクチャと整合したレイヤーパートナー製品を使用した航空電子機器スタックのデモも行いました。このスタックの基礎になっていたのが、HD4000 GPUが内蔵されたIntel Core i7-3770プロセッサでした。この上にHD400 GPU用のCore AVIドライバーを採用したウインドリバーのVxWorks環境を構築しました。さらにこの上には、Ansys/Esterel SCADEディスプレイHMIが使用されていました。このようなすべての技術ではDO-178C認証用アーチファクトを生成可能なため、FAAまたはEASA認証を迅速に取得することができます。

アトランタで開催されたAUVSI 2015には各種の出展物がありました。そのうち特に興味深かったものをいくつか挙げておきます。

  • Creative Electronic Systems:CESはVNX(いわゆるVITA 74)標準規格に基づくミッションクリティカルなシステムのスモールフォームファクターエンクロージャの製品ファミリーを出展していました。デモシステムには、Intel Atom E3845とAMD G-Series SoCsが使用されていました。すべてのプラットフォームでウインドリバーのVxWorksオペレーティングシステムを使用し、そのうち1つのプラッフォームでは、CoreAVIおよびAnsys Esterelグラフィックコンポーネントが稼働する完全なウインドリバー/パートナーの航空電子機器スタックが実装されていました。
  • Curtiss-Wright Corporation:Curtiss-Wrightは堅牢かつサイズ、重量、電源(スワップ)が無人システム用に最適化された最新の民生品(COTS)を出展していました。
  • Airware:Airwareはマルチローターおよび固定翼のドローン向けUAVオートパイロット機能ファミリーのデモを行いました。
  • PrecisionHawk:PrecisionHawkはIntel Atomプロセッサを使用して同社のUAVプラットフォームのデモを行いました。このデモでは、無人航空機と地上にいる人とのリアルタム通信を通して、飛行中に使用可能なアナリティクスや安全性機能を紹介しました。
  • Sikorsky:SikorskyはBlack Hawkヘリコプターを出展していましたが、これは今回の本当の目玉ではありませんでした。目玉は2名、1名のパイロット、あるいは無人で操縦できるSikorsky MATRIX™技術でした。
  • Yamaha:YamahaはAUVSIにRMAX UAVを出展していました。また、精密農業向けの商用利用にこの種のUAVを利用する場合、FAAから333項の例外として認められることになったという発表を行いました。
  • FACE:AUVSIには、ウインドリバーのパートナーであるAdacore、CES、Curtiss-Wright、Esterel Technologies、Presagis、Real-Time Innovations(RTI)など、Future Airborne Capabilities Environment(FACE™)コンソーシアムメンバーも多数参加していました。Elbit Systems of America、Esterline、GE Aviation、General Atomics、Harris、IBM、L-3 Communications、Lockheed Martin、Mercury Systems、Northrop Grumman、Raytheon、Rockwell Collins、Sierra Nevada、Textron、UTC Aerospaceなど、FACEコンソーシアムのメンバーでもあるWind Riverのお客様も多く参加されていました。FACE Technical Standardに準拠したソフトウェアコンポーネントは、定評のある無人システムサプライヤの大規模なエコシステムを通してすでに使用されています。

以下はこのイベントについて私なりにまとめたものです。

  1. 軍事目的から商用の無人システムへと大きく変遷しましたが、今年のAUVSIイベントはこれを証明するような内容でした。ソフトウェア定義無線(software-defined radio:SDR)技術を使用した高度な軍事無線によって民間/商用携帯電話やスマートフォンが爆発的に普及したように、次世代の軍事システムにも軍事用に耐久性を強化した大量かつ高機能な商用ソリューション部品が必要になるでしょう。
  2. 今や大規模、小規模な自律システムの作成方法はわかっています。また、UAV/UAS市場のコンポーネントおよびシステムプロバイダから成る大規模で活気あふれるエコシステムもあります。現在商用製品として提供されている広範な機能を利用したいと考えている業界に対して、このサプライチェーンは積極的に応えられます。
  3. 新興とはいえ、成長著しいUAS市場のニーズ急増に対応すべく、FAAは航空業界の能力を高めるための素晴らしい取り組みを行っています。FAAは今後もさらなるガイダンスや承認を発表することで、今後も管制空域や使用事例で新たなデバイスの安全性とセキュリティ品質が高まるでしょう。
  4. 無人システムの価値を高めるための次のステップとしては、UAVデバイスからリアルタイムストリーミングされる大量のIoTデータを収集、分析する方法を提供することです。来年のAUVSIイベントには、このようなIoTデータ分析市場のニーズに対応するための製品やサービスを提供するサプライヤが新たに参加することになるでしょう。来年5月にニューオリンズで開催されるAUVSIも素晴らしいイベントになるはずです。

アトランタでの今年のイベントを成功に導いてくれたAUVSI、FAA、サプライヤ/出展者、そして多数の参加者の皆さん、ありがとうございました。

Thank You

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