News Release
フォードがWind River OTA更新テクノロジを採用


2018年10月15日、カリフォルニア州アラメダ発 –自動車を含む安全性が必須とされる領域に向けIoTソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは本日Ford Motor CompanyがWind River over-the-air (OTA) 更新テクノロジを利用していることを発表しました。

先進的なコネクテッドカー向け機能を提供するWind River Edge Syncテクノロジでは、車両ソフトウェアの更新時のデータ更新量、転送時間、メモリー利用量を最小限に抑えるOTAを利用し、更新の差分を提供することができます。OTAの更新中、可能な限り最小限の更新を行うので、このアプローチには消費者により良い体験を提供することに加え、コスト削減の可能性もあります。

OTA更新で、自動車メーカーは安全でコスト効率の高い更新と新機能をコネクテッドカーに迅速に展開し、ソフトウェアのリコールやそれに付随するコストを削減することができます。

ウインドリバーの自動車担当バイスプレジデント マーカス・マキャモンは、次のように述べています。「高度にインテリジェントなコネクテッドカーが新機能を提供することで、複雑性が劇的に増加しています。ソフトウェアは業界の中で変革を実現する鍵となるものです。自動車メーカーはイノベーションに歩調を合わせながら、安全な車両を確実に提供しなければなりません。ですから、継続的かつリモートでの更新を行う機能は問題を解決するものになります。また、顧客満足度を高める新機能を提供する能力はこれまで以上に重要です。フォードのような企業に新しいイノベーションを提供することで、私たちは効率性とともに自動車メーカーとそのお客様の体験向上に貢献していきます」

Edge SyncはリモートでのOTA更新とソフトウェアライフサイクル管理のためのソフトウェアフレームワークであり、初期の製品開発から車両の保守終了までの、ライフサイクル全体を通じて、ソフトウェアとファームウェアの更新を迅速かつ安心、安全に行うことができます。Edge Syncは、ソフトウェア関連のアップデート、セキュリティ脆弱性への対処、機能関連のリコールに対する迅速で費用対効果の高いソリューションを提供し、自動車メーカーの顧客がすでに所有している車両への新しくエキサイティングな付加価値の提供を実現します。

ウインドリバーの自動車業界向け製品ポートフォリオには、OTA更新以外にも、安全性とセキュリティの認証環境に対応し、しっかりした実績があり、市場をリードするVxWorks® リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)が含まれています。インフォテイメントのように、クリティカル性の低い機能については、ウインドリバーはWind River Linuxおよびその他商用レベルのオープンソーステクノロジー、世界最高水準のテクニカルサポートとメンテナンスを提供し、お客様が最新のイノベーションに追随できるよう支援します。航空電子機器、航空、自動車など、ミッションクリティカルな業種における数10年の経験を基に、ウインドリバーは失敗の許されない分野のシステムにおける規制やソフトウェア連携のような複雑な問題の処理を成功裏に導いています。

ウインドリバーの自動車業界向けソリューションおよびテクノロジの詳細についてはこちらをご覧ください。http://www.windriver.com/markets/automotive/

ウインドリバーについて
ウインドリバーは、IoT向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。そのテクノロジは1981年から世界で最も安全でセキュアなデバイスに搭載され、20億を超える製品に使用されています。エッジからクラウドまでをカバーする包括的なポートフォリオは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、広範なパートナーエコシステムに支えられています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、最高水準の安全性、セキュリティ、パフォーマンス、信頼性が要求される重要インフラシステムのデジタルトランスフォーメーションを加速しています。詳細については、ウインドリバーのサイトをご覧ください。www.windriver.com

*Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。

 

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