最新情報
Diab Compilerの各リリースでは、パフォーマンスとコード密度のさらなる向上を実現するために最適化されています。ウインドリバーは、Diab Compilerの性能が業界トップクラスであることを確実にするため、社内およびお客様から提供されたアプリケーションベンチマークを使用して性能テストを実施しています。
最新のイノベーション
Diab Compiler 7.x (LLVM) | Diab Compiler 5.9x | 安全性に関連するリリース |
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特長
機能安全認証に準拠したオブジェクトコード
安全関連ソフトウェア開発では、ソフトウェア開発ツールが機能安全に関する規定された基準に適合していることが重要です。Diab Compilerは、TÜV SÜD(テュフズード)から安全関連ソフトウェア開発の認定を受けています。最終製品の安全認証要件を満たす安全アーティファクトの作成により、お客様を支援します。
Diab Compilerは、以下のセーフティクリティカルな市場向けの機能安全認証を取得しています。
Diab Compiler 5.9.X (Proprietary)
- ISO 26262(ASIL D TCL3まで):車載アプリケーション用途
- DO-178C:アビオニクス用途
- IEC 61508(SIL4まで):産業用途
- IEC 60880:原子力用途
- EN 50128:鉄道アプリケーション用途
Diab Compiler 7.X (LLVM)
- ISO 26262(ASIL D TCL3まで):車載アプリケーション用途
- IEC 61508(SIL4まで):産業用途
技術仕様
対応するプロセッサアーキテクチャ
単一のツールチェーンを、複数のアーキテクチャで使用することにより効率化を実現します。
Diab Compiler 5.9.X (Proprietary)
- PowerPC – E500, VLE, SPE, LSP
- RH850 – G3M, G3MH, G3K, G3KH, G4MH
- TriCore AURIX – TC2xxx, TC3XXX, TC4XX, TC1.8x
- Bosch GTM-IP – MCS (3.1.5.1)
- Arm*
Diab Compiler 7.X (LLVM)
- Arm
- Cortex-A/R/M
- Arm/Thumb 2
- Armv7-A/R/M
- Armv8-A/R
- AArch32
- AArch64
対応するホストOS
Diab Compilerは以下のホストOS (32ビット、64ビット) に対応しています:
- Windows 10
- Windows 8.1/8
- Windows 7
- Red Hat 7.2
- Red Hat 6.7
- Ubuntu 16.04 LTS
- Ubuntu 14.04 LTS
- Linux 2用Windowsサブシステムで使用するUbuntu 18.04と20.04
- Fedora 23
- Fedora 22
- Open SUSE Leap 42.1
- Open SUSE 13.2
対応するプログラミング言語と規格
- C言語とライブラリ: C90、C99、C11
- C++ 言語とライブラリ: C++03、C++11、C++14、C++17
- オブジェクトフォーマット: ELF
- デバッグフォーマット: DWARF 2、3、4、5
- アプリケーションバイナリインタフェース: 標準的なターゲット固有の組込みABI
- C++ 言語ABI: 業界標準のItanium ABI