News Release
VxWorks Cert Edition最新版が医療機器開発向けIEC 62304に対応


2019年9月25日、カリフォルニア州アラメダ発 –インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは本日、VxWorks®Cert Editionの最新版が、医療機器ソフトウェアの設計から保守までの安全なライフサイクルプロセスを規定した国際規格IEC 62304に対応したことを発表しました。同製品は、セーフティクリティカルなアプリケーション向けのリアルタイムOS(RTOS)で、世界中の認証機関に認定された最高水準の安全性に準拠して設計、開発されています。今回の対応により、オートモーティブ、アビオニクス、インダストリアルに加え、医療機器向けに対しても、安全認証取得用ドキュメントを準備し、幅広い業界での高信頼性かつ安全な製品の開発を支援します。

今回の新しい認証取得用ドキュメントは認証機関であるTÜV SÜDが評価を行い、ウインドリバーの医療機器向けのRTOSは「医療機器ソフトウェア ― ソフトウェアライフサイクルプロセス」向けのIEC 62304規格クラスCに適合しました。COTSソフトウェアのVxWorks Cert Editionは、認証取得用ドキュメントパッケージが付属しており、セーフティクリティカルな医療機器向けに設計されているため、医療機器メーカーは「SOUP」(開発過程が不明なソフトウェア)に関わる検証・確認の作業を削減し、場合によっては無くすことができます。

ウインドリバーの医療機器部門担当シニアディレクター、アマル・パルマールは次のように述べています。「手術ロボットからスマートホスピタルまで、新しいテクノロジがヘルスケア業界に変革をもたらしつつあります。しかし、それにより安全性やセキュリティについて新たな懸念が生じ、厳しい規制・規格への対応に迫られています。セキュアで安全規格に準拠した医療機器の開発には、規制への対応、実績のあるコンポネント、設計業務の効率化をバランスよく調和させる必要があります。ウインドリバーはVxWorks Cert Editionの最新版で、これらの要求に対応します」

今回認定を受けた最新の医療機器向け認証取得用ドキュメントは、ウインドリバーが安全認証ソフトウェア製品で培った20年以上の経験に基づいたものです。また、ウインドリバーが、次世代のソフトウェアソリューションで、医療技術の開発者が市場投入までの時間の短縮やコスト削減を実現できるように取り組んでいる証しでもあります。

ウインドリバーは、包括的なソフトウェアポートフォリオにより、設計から開発、導入まで幅広く医療機器メーカーをサポートします。オープンソースソフトウェアやLinuxによる開発が必要な場合やRTOSによる開発が必要な場合、あるいは両OSによる開発が必要な場合でも対応することが可能です。このような高い柔軟性により、企業はミッションクリティカルなアプリケーションの安全性、セキュリティ、信頼性の要件を満たしながら、コミュニティが主導する最新のイノベーションを生かした革新的な製品を実現できます。ウインドリバーの医療機器向けソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.windriver.com/japan/solutions/medical/

ウインドリバーについて
ウインドリバーは、エッジコンピューティングソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。そのテクノロジは1981年から世界で最も安全でセキュアなデバイスに搭載され、20億を超える製品に使用されています。包括的なポートフォリオは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、広範なパートナーエコシステムに支えられています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、最高水準の安全性、セキュリティ、パフォーマンス、信頼性が要求される重要インフラシステムのデジタルトランスフォーメーションを加速しています。詳細については、ウインドリバーのサイトをご覧ください。
www.windriver.com/japan

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