2022年4月26日 — カリフォルニア州アラメダ発 — インテリジェントシステム向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは本日、BAE システムズが開発するイギリスの次世代戦闘機テンペストの未来戦闘航空システムプログラムの一環として技術実証作業をサポートするために採用されたことを発表しました。
ウインドリバーの最高製品責任者、アビジット・シンハは次のように述べています。「BAE システムズと協業できることを光栄に思います。業界をリードする当社のテクノロジーが採用されたことは、アビオニクス向けのセーフティクリティカルなリアルタイムソフトウェアソリューションにおける、ウインドリバーの継続的なリーダーシップを示すものです」
ウインドリバーのソフトウェアは、100機種以上の民間航空機、軍用機、宇宙システムの600件以上のセーフティプログラムにおいて360社を超える顧客に採用されており、真のビジネス上の問題を解決する革新的なテクノロジーを提供しています。
BAE システムズは、本プログラムをサポートする継続的な技術実証プロジェクトの作業の一環として、Wind River Studioの一部であるVxWorks 653プラットフォーム、関連するDO-178C DAL B安全認証エビデンスパッケージ、およびAdaCore GNAT Pro Assuranceを使用する予定です。Wind River Studioは、ミッションクリティカルなインテリジェントシステムの開発、運用、サービスを行うためのクラウドネイティブプラットフォームです。
最近の調査によると、航空宇宙・防衛分野では、完成度の高いインテリジェントシステムを構築することが急務となっています。ファーエッジでの真の演算性能、リアルタイムでエミュレーションとシミュレーションを可能にすることがインテリジェントシステムを成功させるための2大特徴です。航空宇宙・防衛分野では、リスクの高い状況で、迅速かつ正確な意思決定を行う能力が重要であり、人工知能はますます重要な投資対象になっています(*1)。
チームテンペストは、英国空軍Rapid Capabilities Officeと英国の業界パートナーが、戦闘航空技術の発展を目的として共同出資したテクノロジーイニシアチブです。BAE システムズはチームテンペストの創立メンバーの一社です。
テンペストの未来戦闘航空システムには、有人/無人飛行、またはスワームテクノロジーによるドローン制御などを可能にする、AIを含む高度なテクノロジーが組み込まれます。テンペストは現在、構想と評価のフェーズにあります。運用開始は2030年代半ばを予定しています。
COTS安全認証パッケージによるセーフティクリティカルなプラットフォームを活用することで、技術プログラムのリスクを低減することができます。最も困難なセーフティクリティカルシステムで実証されたVxWorks 653は、テクノロジーサプライヤがEN 50128、IEC 61508、ISO 26262、DO-178C、ED-12Cといった厳格な安全認証要件にコスト効率よく容易に適合させることができます。
ウインドリバーについて
ウインドリバーは、インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。そのテクノロジーは 1981 年の設立時より世界で最も安全かつセキュアなデバイスに搭載され、数十億を超える製品に使用されています。ウインド リバーは、ワールドクラスのグローバルな専門サービスとサポート、および幅広いエコシステムパートナーによってサポートされる、包括的なポートフォリオを提供します。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、最高水準のセキュリティ、安全性、信頼性 を提供しながら、より優れたコンピューティングとAI 機能が要求されるミッションク リティカルなインテリジェントシステムのデジタルトランスフォーメーションを加速しています。詳細については、ウインドリバーのウェブサイトをご覧ください。
https://www.windriver.com/japan/
*1: Forbes/Wind River, “Characteristics of Intelligent Systems,” 2021
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※本プレスリリースは2022年4月26日に発表したプレスリリースの抄訳です。
https://www.windriver.com/news/press/news-20220426