WIND RIVER STUDIO

Virtual Lab

Wind River Studio Virtual Lab は、開発のより早い段階から高い頻度で一貫したテストを行うことで、開発サイクルを加速します。シミュレーションと物理ハードウェアリソースをクラウドベースで一元管理することで、組込みテストを自動化し、コストの高い開発リソースを最大限に活用できます。

共有された仮想および物理的資産へのクラウドアクセスにより、
組込みハードウェアの限られた可用性というボトルネックを解消します。

Wind River®Studio Virtual Labは、共有された仮想および物理開発デバイスへのセキュアな手動アクセスおよび
プログラムアクセスを管理します。

クラウドにある仮想および
物理ターゲットを管理

ハードウェアテストベンチ、自社のまたはウインドリバーが提供する仮想モデルの包括的なライブラリなど、クラウドにあるテスト資産を簡単かつ安全に共有できます。

直感的な管理、アクセス、予約

一元化されたプラットフォームを通じて、テスト資産の管理、設定、予約、スケジュールを容易に行い、手動およびプログラムによるワークフローから信頼性の高いアクセスを実現します。

クラウド上での複雑なシステムの
デバッグとテスト

仮想および物理テストリソースには、セットアップ、設定、および片付け処理用のスクリプトが含まれています。これによって、複雑なソフトウェアシステムをデバッグおよびテストする際に、開始および終了状態を予測可能にします。

Wind River Studioに統合

Wind River Studio Virtual Lab は、Wind River Studioと緊密に統合されており、Wind River Studio PipelinesおよびWind River Studio Test Automationにおいて、設定可能で交換可能なビルディングブロックとして使用できます。

セキュアなアクセス
(多層防御アプローチ)

セキュアゲートウェイは、認証、認可、暗号化された通信経路を利用し、Wind River Studio Virtual Labへの安全なアクセスを可能にします。

ターミナルコンソールへの
リモートアクセス

安全なSSH接続により、OSのターミナルインタフェースにどこからでもアクセスでき、カスタムコマンドをサポートします。

無制限のテストリソースにどこからでもセキュアな共有アクセスが可能

Wind River Studio Virtual Labを使うと、異なるタイムゾーンや異なるプロジェクトで作業している開発者が一元管理された物理ボードを安全に共有できますので、希少なハードウェアの利用率が向上し、ボトルネックが軽減されます。開発者は、ソフトウェアのデバッグ、テスト、デプロイ時に、Target orchestration and registration managerに手動またはプログラムでアクセスして、共有物理デバイスを特定、予約、アタッチできます。

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シミュレーションによるDevOpsの拡張

従来、開発チームの生産性を向上させるために十分なハードウェアを確保することは困難でしたが、仮想ハードウェアターゲット管理システムにより、ユーザは仮想ターゲットボードを大規模に作成することができます。仮想ターゲットボードを使って、アプリケーションの実行、コードのデバッグ、テストの実行を、物理的なボード上と同様に行えるほか、クラウドの処理能力とリソースの可用性により、仮想ターゲットの俊敏性を高めることで、数時間ではなく数分でリグレッションテストを実施することが出来ます。

Wind River Studio Virtual Lab は、フルシステムシミュレーションとラピッドテストシミュレーションをサポートしています。バーチャルラボのREST APIは、共有プール化されているエミュレーションベース、シミュレーションベース、物理ターゲットのテスト環境を特定、予約、アタッチするためのプログラムアクセスを提供します。 Wind River Studio Pipelinesでは、Wind River Studio Virtual LabのビルディングブロックをCI/CDパイプラインに迅速かつ容易に統合し、大規模なテストを行うことができます。

独自モデルの導入

Wind River Studio Virtual Labは、Wind River Studioをご利用のお客様に、独自の仮想ターゲットを登録する柔軟性を提供します。設定された各ターゲットには、セッション間でデータを保持させる追加オプションがあり、プロジェクトのさまざまなニーズに応じてテスト環境の迅速な立ち上げ、保存、再利用を可能にします。この機能はさらに拡張され、ユーザはすぐに使える仮想ターゲットを、特定のユースケースやワークフローに適合させることができるようになります。

リソース