採用事例
課題
インダストリアルオートメーションのグローバルリーダーであるオムロン株式会社(以下、オムロン)では、相互接続された装置からの情報の収集と分析を活用するファクトリーオートメーションソリューション(IIoTの導入)への顧客需要が高まると見込んでいました。オムロンのチームは、PCアーキテクチャを基盤にした、高度なオートメーション制御機能に、ネットワークに接続しているシステムやデバイスのデータ活用機能を組み合わせた、新型のコントロールソリューションの開発を目指していました。
「IPC RTOSコントローラは、リアルタイム制御とITの両方を1台でサポートします。VxWorksまたはWind River Linuxにより、高速かつ高精度なオートメーション技術を、柔軟な開発プログラミング環境と組み合わせて利用できます」
—オムロン株式会社、コントローラープロダクトマネジメント
グループ 部長 夏井 俊樹
アプローチ
ウインドリバーは、同社のIPC RTOSコントローラの開発を支援しました。同製品は、VxWorks® またはWind River Linux上で動作可能で、装置の機能のリアルタイム制御をプログラムすると同時に、高度なデータ処理タスクを実行できます。
導入効果
2016年に発売したIPC制御プラットフォームにより、オムロンは製造業のデジタルトランスフォーメーションの最前線に立っています。同プラットフォームは、製造装置のスマート化に役立ち、パフォーマンスや信頼性の厳格な基準を満たしながら、IoTコネクティビティとビッグデータ分析を通じて、生産性と生産品質の向上を図っています。